零売薬局はどこにある?
日本全国で、まだ20店舗ほどしか存在しない零売(れいばい)薬局ですが、どこにあるのでしょうか?
全国の零売薬局がどこにあるか、最新情報をまとめてみました。
零売薬局(れいばい)薬局とは?なぜ処方箋なしでお薬が買えるの?
零売(れいばい)とは分割販売ともいわれ、薬剤師がカウンセリングを行った上で、必要最低限の医療用医薬品を処方箋なしで販売する制度です。
本来、医療医薬品は、医師の処方せんに基づく薬剤の交付が原則です。
しかし2014年厚生労働省の通知で零売薬局は、東京を中心に店舗が増えつつあります。
薬食発 0318 第4号 平成 26 年3月 18 日
厚生労働省HPより
零売(れいばい)についての詳しい記事はこちら
保険薬局(調剤薬局)でも零売対応してもらえる?
零売は制度上、薬局であれば使える制度ですが、
零売(れいばい)は制度上、街中にある保険薬局でも対応できます。
しかしほとんどの保険薬局が零売対応を行っていません。
なぜ保険薬局は零売制度を使用していないのでしょうか?
大きな理由は会社判断であるということです。
・処方箋医薬品も扱っているため、オペレーション上のリスクがある。
・零売対応する値段を取り決めていない。
・マニュアルが存在しない。
・地域医療との関係性がある。
などが考えられるため、会社として零売は断るように取り決めされている薬局がほとんどです。
その面、薬局MANYのような零売薬局は
・処方箋医薬品以外の医薬品のみを販売するオペレーションを持っている。
・価格を取り決めている。
・零売対応専用のマニュアルが存在する。
・適正な受診勧奨のため、地域クリニックへの相談ができる体制をとっている。
零売対応してもらうためには、適正な受診勧奨を行う、零売薬局に行く必要があります。
零売薬局はどこにある?全国の零売薬局をまとめてみました。
零売対応してもらうためには、零売薬局に行く必要があることを説明際ましたが、零売薬局はまだ珍しく、全国に20ほどしか存在しません。
地域は東京に偏っており、知名度も関東のほうがあります。
最近では駅ナカに零売薬局が出店したり、忙しい人へのニーズがあることがわかりますね。
東京 | 9 |
大阪 | 3 |
北海道 | 3 |
新潟 | 1 |
富山 | 1 |
千葉 | 1 |
上記からも東京に偏っていることがわかりますね。
大阪では3店舗中2店舗は大阪市中央区に存在します。
薬局MANYは、大阪市北区唯一の零売薬局となります。
今後零売薬局は増加していくことが予想されますが、まだまだ店舗数が少ないのは事実です。
零売(れいばい)薬局で購入できる医薬品は?
零売で購入できる医薬品は医療用医薬品の中でも、処方箋医薬品以外の医薬品に限られます。
医療用医薬品は、「処方せん医薬品」と「処方せん医薬品以外の医薬品」の2つに分類されます。
医療用医薬品15000のうち、約半数の7000ほどが非処方せん医薬品に当たります。
販売できる医薬品としては、アレルギー、痛み止め、保湿剤やビタミン剤、漢方や胃薬、貼り薬となります。(販売できないものもございます)
血圧、糖尿病、抗生物質、精神安定剤、睡眠薬、抗癌剤などは販売できません。
当薬局で販売可能か、ご自身で確認されたい場合は
上記にアクセスし、以下の手順で確認してください。
①調べたい医薬品名を記入する。
②処方箋医薬品以外の医薬品という記載があれば当薬局で販売可能なお薬となります。
薬局MANYは患者様を最優先に考え地域に貢献できればと考えております。
気になることがありましたら、お電話もしくはラインにて、お問い合わせください。