便秘について / 大阪処方せんなしセルフケアなら薬局MANY

やました

薬剤師のやましたが解説します！

便秘とは便を十分にかつ快適に出し切れない状態のことをいいます。便秘が続くとおなかが張って苦しくなり、吐き気や食欲低下につながることもあるため、早めに対処することが大切です。

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便秘の種類と原因
女性に便秘が多いわけは？
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便秘の種類と原因

①腸管の緊張がゆるんでしまい、ぜん動運動が十分行われないため、大腸内に便が長くとどまってしまい、水分が過剰に吸収されて硬くなるタイプ.便秘の中でも頻度が高く、女性や高齢者に多いのも特徴。
おなかが張る、残便感、食欲低下、肩こり、肌荒れ、イライラなどの症状も起こる。
運動不足、水分不足、食物繊維不足、腹筋力の低下、極端なダイエットなどが原因に。

②副交感神経の過度の興奮によって腸管が緊張しすぎてしまい、便がうまく運ばれずに、ウサギのフンのようなコロコロとした便になるタイプ。食後に下腹部痛、残便感などの症状があり、便秘と下痢を交互にくり返すことも多いのが特徴。精神的ストレス、環境の変化、過敏性腸症候群などが原因に。

③便が直腸に達しても排便反射が起こらず、直腸に便が停滞してうまく排便できなくなるタイプ。高齢者や寝たきりの人のほか、痔や恥ずかしさなどにより排便を我慢する習慣がある人に多いのが特徴。

まとめると・・・

①[弛緩性便秘]＝大腸の運動が低下
②[けいれん性便秘]＝大腸の過緊張
③[直腸性便秘]＝直腸に便が停滞

まずは便秘の種類と原因を把握し、医療機関にご相談することをお勧めします！

女性に便秘が多いわけは？

日本人女性の半数以上に便秘の症状がみられる傾向があります。男性に比べ、女性が便秘になりやすい理由は以下になります。

①男性に比べると、女性は腹筋が弱いため、大腸が便を送り出す力が弱い為。

②女性ホルモンのひとつ「黄体ホルモン」がからだに水分や塩分をためこむように指示を出し、大腸の腸壁から便の水分が吸収されて便が硬くなってしまう。また、「黄体ホルモン」は妊娠したときに、流産しないように子宮筋の収縮を抑制するはたらきもあり、それが腸にも影響してぜん動運動を低下させてしまう。特に「黄体ホルモン」が多く分泌される月経の前や妊娠初期には便秘になりやすいので注意。

③食事量を減らすことは食物繊維や水分、脂肪分を減らすことなので、ぜん動運動などにも影響がおよび、便が硬く、排出されにくくなる為。

④女性は忙しさや人前での恥ずかしさのためにトイレを我慢する傾向があり、旅行など環境の変化によるストレスの影響も受けやすい為。

まとめると・・・